ぼとる

21ブリッジのぼとるのレビュー・感想・評価

21ブリッジ(2019年製作の映画)
4.0
タイムリミット捜査の王道にして、チャドウィック・ボーズマンの遺作。

ある夜、怪しいマスクをした2人が50キロもの薬物を盗み出し、その際に7人の警官を殺害した後に逃走。よくない噂が独り歩きしている警察官・デイビスは、殺人犯2人を捕まえるために、マンハッタンの21ある橋を封鎖し、島に閉じ込めてから早朝までに捕まえるという大規模な作戦に出る……。

チャドウィック・ボーズマンの白く光る眼光が最高に決まっていて、犯人との追走パルクールアクションは流石としか言えん。
人質説得シーンは王道だが、チャドウィック・ボーズマンの目を逸らさずに銃口を向けながら話す姿は、こちらも目を離してはいけないという気迫が感じられる。

とにかく場面展開も進み方も王道でシンプルという印象が強くも、魅せ方や音楽の雰囲気の醸し出し方が上手く、シリアス調で好み。そうそう、一風変わったのも好きだけど、こういうのがいいんだよ。

周りを気にせず、信念を貫き通し続ける男が迎えるラストと、ずっと白い眼光が綺麗に輝いている姿をぜひ見てほしい。

ありがとう、チャドウィック・ボーズマン。
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