福福吉吉

21ブリッジの福福吉吉のネタバレレビュー・内容・結末

21ブリッジ(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

コカインを奪って逃走した強盗犯のレイとマイケルは予想外の展開に違和感を感じていた。一方、ニューヨーク市警のアンドレ・デイビス刑事はマンハッタン島へ逃げ込んだ強盗犯を確保するため、島を完全封鎖してフランキー・バーンズ刑事とともに追跡し始める。

ストーリーのテンポが良いが、最初の時点から何かがおかしいという違和感を感じながら進んでいくので、ストーリー展開に意外性はあまり感じなかった。

主人公のアンドレ刑事(チャドウィック・ボーズマン)は、犯人の殺害数が多く、問題視されていることがストーリー最初に描かれているが、その設定はあまり後半に生きず、ただ、優秀な刑事にしか見えず残念でした。

一方、強盗犯のレイとマイケルの逃亡劇は二人が予想外の経緯に戸惑い、混乱している様子が丁寧に描かれていて、犯罪者だけどなんか感情移入してしまう展開が面白く感じました。

本作の一番の問題点としては、ニューヨーク市警の警官たちがやたらと好戦的で犯人を殺そうとしている部分にあると思います。どうしても警察側に疑いをもってしまうようになっていて、ストーリーの意外性がなくなったように感じました。

アクションは銃撃戦がメインで、マンハッタン島でアンドレが犯人を追うシーンはスピード感があって良かったです。

ストーリーの意外性はないものの、警察側と犯人側のストーリーが上手く絡み合っていて、重厚なドラマを演出していて良かったと思います。

鑑賞日:2023年5月11日
鑑賞方法:CS ムービープラス
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