バニラ

犬鳴村のバニラのレビュー・感想・評価

犬鳴村(2020年製作の映画)
2.0
心霊スポットの旧犬鳴トンネル、立ち入ったら生きて出られない都市伝説を題材としたホラー。
怖そうで怖くなかった。
主演は霊を見る能力をもつ臨床心理士の森田奏役に三吉彩花、幼いころから霊が見えるのに怖がり方もパッとしなかった印象。
鉄塔からダイブの自殺シーンや車にドーンは怖いというより驚いた。
高嶋政伸のキャラはいつも通り、「犬が白けりゃ面白い」高島礼子はなんか怖かった。
立ち入り禁止テープの電話ボックス、絶対電話には出ません。
ホラーだけどダムに沈んだ犬鳴村の事件から悲しい連想の方が強くて、一昔前のこと住み慣れた家がダムの底に沈む話しは全国どこにでもあったし、怨念の様なものはあってもおかしくないと思う。
ホラーでありサスペンス色もあった、不可解ではすまされない異常な遺体でした。
結論、ここは心霊スポットですよとなったら怖い。
カメラワークが怖いのもホラー映画としての評価だけど、本物を求めるならリアルな緊張感が必要だと思う。
今一つでした。
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