フジタジュンコ

犬鳴村のフジタジュンコのネタバレレビュー・内容・結末

犬鳴村(2020年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

後半に出てくる野犬がかわいいです!(見どころそれのみ)

いろんな要素が混ざりまくっていて、とっちらかっていて、演者と演出が噛み合っていないのでいつまで経っても物語に没入できませんでした。主演の三吉彩花さんってうんこかたそうだなあとかそんなことを思いながら見ていました。
つっこみどころは108個くらいあるのですが、そもそもの「犬鳴村」の悲劇が悲劇として説得力を持たせられてないんですよ。電力会社がこの場所にダムを作るからって、犬鳴村の人々をあんなふうに迫害する必要ってあります? なんで焼きごてしてるの?? なんでわざわざ女の人を閉じ込めて犬と交わってるとか風評被害流してるの???(流したところで水に沈むわけだから噂が意味なくなるでしょ?)電力会社の連中も暇じゃねんだよ。効率的にダムを作るでしょうよ。不運にも水に沈んでしまった村、というだけで十分悲劇だと思うんだけど…もっと強烈な呪いがほしかったのかもしれないが、あまりにも意味不明すぎて…(なお、この村の映像は、白石監督の『ノロイ』が連想される)。

摩耶が「赤ちゃん返してええええ」と言いながら謎のダンスを踊り始めたときは「これは何のギャグだろう」と。ギャグじゃなかった。ギャグであってほしかった。真面目にホラーやってくれよ。頼むよ。

ポスタービジュアルがわりとよくできていたので、劇場で見たいなあと思いつつ結局タイミングを逃してしまい見られなかったのですが、配信で十分でした…
「犬鳴トンネル」というホラーゲームのほうが怖くて面白いです。ゲーム実況がお好きなかたはお口直しにぜひ。
https://www.youtube.com/watch?v=4GlxSiFt3vI