ぶらぴーにょ

犬鳴村のぶらぴーにょのレビュー・感想・評価

犬鳴村(2020年製作の映画)
2.5
評価があまり良くない村シリーズに取り組んでみた。
登場人物の行動、お化けの演出、話の整合性どれを取ってもヒドい。
そもそも怖くないのだが、敢えて怖いのは放尿とふやけた皮膚ベローン。
幽霊的な怖さより気色悪さが目立つ。
幽霊もバンバン顔出しするし、なぜかボヤけている。ゾンビみたいに走る者まで。
病院のサイドストーリーは奏の霊感を説明するのには必要だが、ラストまで引っ張るとは。養子の件はオーメンというね。
夜中2時で出現する犬鳴村なのに仲間を連れて昼間にいく兄とか、過剰に干渉するハンチング帽とか愚行をわざわざ記録する電力会社とか血筋が全く関係ない老医者の死とか、全く分からん。
段々と話は血筋の話になり、祖母の出自を追う展開となる。牢屋に入れられている兄と弟は何のためにいるのか分からん。赤ちゃんを出産した曾祖母ごと避難させればよかったんじゃねハンチングは。そもそもあんたどういう立ち位置やねん。
曾祖母が犬化したと思えば謎のダンスでお化けを呼びつける。それをボーッと眺める主人公一行。さっさと逃げろ。明菜の私の子供じゃないとか、出産してないやろあなた。
お決まりの自己犠牲で死んだ兄の足元に2つの遺体。剥がして別々に置いとけや。
犬化したお母さんはどうなったん???

あと2作観るのが不安なんですけど、大丈夫かな〜。