たーぼーん

火口のふたりのたーぼーんのレビュー・感想・評価

火口のふたり(2019年製作の映画)
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500回押し込もうが、1000回突こうが、終点とはならず、長い年月カメラを向け続けてるうち、いつ映画のエンディングに到達するのかその踏ん切りがつかないドキュメント映画の様だ。
核心が掴めず混乱しそうだが、その描写が極めてリアルだなと感じて、それ以上求める事はない様に思える傑作だ。
多くの人々が危険な目に遭っているとき、せめて自らの「生」を確かめる行為を行う。
映画を作る側も観客も、彼らに共感出来ようが出来なかろうが、見守ったり観察していくしか道は残されていない。