火口のふたりの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

上映館(15館)

「火口のふたり」に投稿された感想・評価

kaza

kazaの感想・評価

3.5
劇場予告で観る機会が多く、柄本佑と瀧内公美の絵面が渋いなと気になっていた作品。
「愛がなんだ」の大人版? という触れ込みを耳にして、そもそもそちらがハマっていないのに観て大丈夫だろうかという気持ちもあったけど、結構良かった。

作中では、双方向の依存が描かれている。温度差と多少方向の違いはあれど、まぁ要するに依存。見落としていただけかもしれないけど、「キッカケ」は何だったんだろう。前情報入れずに観たのは正解。
監督インタビューによると、
作品のテーマは「本能のままに生きる」だそうです。ちなみにそのインタビューのやり取りはめっちゃおもんないです。

性描写については、途中隣で鑑賞していた若い女性2人組の「そんな突いたらケツ飛んでくやろ」という会話に意識を持っていかれ、以後集中力は皆無となる。
記憶から飛んでたけど、瀧内公美さんは『日本で1番悪い奴ら』の婦人警官役だったんですね。出演作一覧見たらかなり出てるけど、あまりピンと来なかった…


「寝ても 覚めても」を観た時も思ったけど、この手の映画に出てくる女性の気持ちが理解できず、いつも消化不良を持ち帰らされる。


他の方も多く触れている最後の展開については、僕もマジョリティ寄りです。
Campanella

Campanellaの感想・評価

3.7
禁断の愛欲に溺れる、不毛な恋愛の話だと思って観たら、ストーリーにすごく深みがあって思わず感動してしまった。本能のまま、欲望のまま。そして、世界の終わりーーその時、誰と何をするんだろうか。
かよこ

かよこの感想・評価

2.2
予告編観たときから、ものすごく楽しみにしていた作品。
ようやく観られた。

さて、最初のモノクロ写真の世界観に惹きこまれて、息を飲んで。
途中くらいまではとても良かったのに。
直子の「今夜だけはあの頃に戻ってみない?」って台詞も漂う雰囲気も、潔い脱ぎ方もこれぞ女って感じで、
クズ男感たっぷりの佑くんが今作も最高で、
身体の言い分ってキーワードも良かったのに。

なんであんな終わり方……。
あれって男性作家が描いたからかなー?
あの二人の結末はそんなものじゃないと思う。
消化不良だわ。
さt

さtの感想・評価

-
人間が描かれていた。
本能と己の性が一つの誘惑によりむき出しになる男、それを受け入れてしまう女。
エンドロールの歌が全てを物語っていたよね。
haru

haruの感想・評価

3.3
2019/9/20 鑑賞。
シネ・リーブル梅田にて鑑賞。

東京に暮らすケンジは、いとこのナオコの結婚式に出る為、
郷里の秋田に帰省する。
ナオコと再会したケンジは、
あるアルバムを見せられる。
そこには2人のSEXする姿が・・・。
2人は、かつて関係を持っていた。
そしてナオコから「今夜だけ昔の様に・・・・」
応じるケンジであったが・・・。

SEXの描写が生々しいが、
慣れると、まるでスポーツを楽しむ様でエロチックさは、さほど感じなかった😁。

この2人意外の出演者以外は全てエキストラというのが驚きであった。
ただ終わり方が今一つで「えーッ。こんな終わり方⁉️」と正直、思ってしまった・・・。

まぁ、DVDでも良かったかな❓と思ってしまう作品でした‼️
互いに触れてほしくないものに触れ合って傷つけて、けれど最終的にはセックスをしている。言葉での言い分よりも、身体の言い分により突き動かされるふたりの話。
ワンスアポンアタイムの次に鑑賞したおかげで逆に、これだよこれ!な満足感を手に入れる事が出来た。ワンスも最高だけどやっぱり映画はこっちが好きだ。
20本に1本ペースで姿をあらわす「瞬間」を捉えた映画だと思う。どういうロジックでそれが現れるのか、まだ言語化出来ていないが、「瞬間を捉えた」というのが今のところ最もしっくりくる感覚なのである。
そしてとりわけそれを感じたシーンが1つある。
ケンちゃん(柄本佑)とナオコ(瀧内公美)が隙間ファックを小学生に見られた後、2人が道に出てきて会話をするシーン。
本当になんでもないシーンなのだが胸に何かがぶわっと沸き起こったのだ。
感動とかそういう感じとはまた違う、えらいものを見てしまった感。それは作品の質とかじゃなくて、なんでもない人の生を垣間見ることができた喜びみたいなものだと思う。
適切な言葉が思い浮かばず申し訳ないのだけれど、同じ感覚を覚えた人がいれば是非教えてほしいです。
sota

sotaの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

画的に面白いカットがいくつかあった。
ラストの海辺での引きとか、ポスターが巻き戻るとことか。
ソファーを叩く瀧内公美の表情すごかった。
いろんな状況はわかってるけどその瞬間の欲求と感情の複雑な交錯がなんだかよくわかる気がした。

でも開始直後のスタッフロールの見せ方と音楽だったり、会話の文字量が多かったりで挫けそうになった。音楽もバイオリンが全然マッチしてないように思えた。

内容に関する感想は3つ。
①セックスの描写よりもその前後がおもしろい。
賢治がひとりよがりに犯すようなシーンの後とか。
基本的に人間はどうしようもなく愚かなんだと思う。直子にしたって賢治にしたって、倫理的にこうすべきとかという価値判断よりも目の前の快楽、直子が言うところの”自分の身体の言い分”に浸ることを選択する。でもそれは本当に悪いこと、恥じるべきことなのか。2人の男女が自分たちの欲望を殺して目に見えない道徳心に迎合するのが本当に善なのか。

②男女の結婚に対する考え方やその相容れなさもひとつのテーマかと。
本編のセリフにはカットされているが、年齢や子宮筋腫を理由に結婚を決めた直子に対して賢治が言った言葉。
「オレは子宮が出しゃばるような結婚はイヤ」。
凄まじい表現でカットされるのもわかるが、このニュアンスは本編でも充分表現されている。
そしてこれこそが男女の決して分かち得ない価値観の一つなのでは。

③2人の関係と地震や火山の描写。
推測にすぎないけど、セックスにおける今の瞬間を生きることと天災などの未来の不確定性の対比なのだと感じた。それは天災に限らず、政治や経済で未来に希望なんか持てない状況の日本で、今に溺れて生きるしかないという悲観的な表現とも取れるし、と同時に自分(と愛する人)以外のことは”他人事”であり、自分という範疇を超えたこと、つまりどうしようもないことなど考えずに2人の世界に閉じこもって生きても良いという表現にも思えた。

たしかに描かれてるのは人間の”欲”だけど、決して否定されるべきものではないし、繰り返されるセックスシーンだけがこの映画の見所ではない。また野村佐紀子のモノクロームの写真がこの作品の世界観にしっかりハマってる。
yumi

yumiの感想・評価

3.5
シネリーブル神戸にて鑑賞。
内容と全く関係ないが、レイトショー且つ木曜ということもあってちょっと間見知らぬ方と2人で鑑賞することになって、ちょっとドキッとした(笑)

驚く程に自然とセックスする2人が何だか羨ましい!
おっぱい柔らかそう!!
そしていちいちつくる料理が美味しそう!!!
本当に気持ちよくて背徳感あって心地の良い2人を見せてもらったなー。
そして火口と共に抱き合う2人を写真に収めるとか森山大道ばりに洒落た写真とってたなー。

本能のままに生きることの気持ちよさと難しさを感じるような映画でした。
とぅー

とぅーの感想・評価

4.0
2019.9.19

R18と言えど、こんな映画ありかよ。めっちゃよかったけど。なんかエモいなーって思ったし、心地よかった。男と女って結局そういうことだよね。オスとメスだもんね。
世代的に自分より上の方ばかりが鑑賞していたせいなのか、上映中に一人で笑っていたんだけど、笑うよね。
なかでも、この発言は優勝。
『こんなに気持ちよかったんだな。セックスって。』