火口のふたりの作品情報・感想・評価・動画配信 - 94ページ目

「火口のふたり」に投稿された感想・評価

まめ

まめの感想・評価

3.3
クズだけど、これくらい三大欲求をバチバチに満たす生き方、うらやましい。

友達や恋人、夫婦で観ると気まずくなりそう。おすすめは絶対に一人鑑賞(笑)
エンディング曲で吹き出しそうになりました。
yukke

yukkeの感想・評価

3.7
見た後の感想、「幸せ」ってなんだろう…未来に靄がかかっていて生きづらいな…と思ってしまった。

エロという2文字では片付けられない。登場人物がほとんど二人きりなので、静寂を極めていてその無音が生々しさを助長している。

性行為のシーン以外は、基本的に飯を食べている。食べるっていう行為は、フードクラッシュなどのフェチがあるように性に結び付けられることが多い。

ご飯のシーンを挟むことで日常のカットでありながら、二人の濃厚な時間が完全に消えることはない。どこか引きずられているような印象を与えてくれる。

仕事とか、自分って何がしたいんだろう…とかパッとしない無気力な時に鑑賞するとダウナーになると同時に世界観に引き込まれやすくなると思う。
miyagi

miyagiの感想・評価

3.0
オンライン試写にて。

端的にいうと、エモーショナルなAV。
オープニングタイトルの二人の写真でドギモ抜かれてもうたがな。
ラーメン大好き直子さんにあんだけソファバンバンされたらそりゃ座りまさーね。
見えそうで見えない柄本佑の肛門。
背中にできた柄本佑のイボ。
すごい性描写。剥き出し。
瀧内公美は「彼女の人生は〜」のときと比べると、なんか女性としてのイヤラシサ(いい意味で)マシマシになってる気がするのは私だけでしょうか。
若かりし頃からお外で致すのがお好きなようで、色んなジャンル詰め合わせとなっております。

5日という制約された時間がもたらすファンタジー的効果は見逃せない。
登場人物が二人だけなので、セリフの内容から徐々に浮き上がってくる関係性、見えないシチュエーションを想起させる。
原作がどうなってるのかわからないが、終盤のフィクションがあまり。。
この作品を劇場でみる勇気はない。
「これでこのベッドの筆下ろしも完了ね」
父の声 柄本明。
なみき

なみきの感想・評価

4.0
性的な欲望を抱くタイプの人間にとっては、たぶん愛も性もごちゃ混ぜで、そしてそれは生活の自然な一部なのだと思う。だから二人の記憶には性が散りばめられ、二人の関係も性に彩られる。そして、生活はそれだけでなく、災害への恐怖や、食事、そういったさまざまなことがごちゃっも絡まり合ってできている。

普通、物語というのはそうしたごちゃごちゃの一部だけを切り離し、それを純化して語るのだと思いますが、この作品ではそれらは切り離し難く渾然一体となっていて、だからこそ愛おしく感じました。性的なシーンのことばかり話題になっていますが、私はこれを生活の映画だと思う。

性的なシーンが美しすぎず、むしろしばしば滑稽なのもよかったです。挿入したままベッドまでよたよた歩くシーンだとか、性器が腫れてしまって互いに様子を見たり冷やしてみたりするシーンだとか。それもまた、物語にするときに普通は削ぎ落とされるディテールで、でも、だからこそこの映画にとっては必要だったのだと思います。
柄本佑という絶妙なキャスティングと絶妙な滑稽さと絶妙な幼稚さ。
ナオコの言葉に重みがないのとカメラワークの単調さが気になって、全体的に安っぽい印象。
110

110の感想・評価

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オンライン試写会にて。汚くて滑稽なセックスとおしゃれで美味しそうなアクアパッツァ。
Filmarksのオンライン試写会にて鑑賞させていただいた。

宣伝からは不純そうな雰囲気が漂っているけれど、観てみたらとても純粋な恋愛映画だったし良かった。
何にしてもやっぱり好きな人とじゃないと…
メインビジュアルや予告映像からもっと重く救いのないストーリーだと思ってたけど、終わってみたら肉欲ファンタジーでした。

「人のセックスを笑うな」と言う言葉?があるように、客観的に見るとセックスしてる姿なんて滑稽でかっこ悪いもので、その描写がとてもリアルで忠実で、自身を投影してしまい何とも気恥ずかしささえ感じるほどでした。

賢治が隣で寝てる直子の股間に右手を伸ばしてる時の左手の所在のなさとか、しながら移動している時の必死さとか、笑っちゃうほどかっこ悪くて、そう考えるとAVってかっこいいんだなって思いました。
AV男優は動きに無駄がない。

基本的に賢治と直子の二人芝居で、繰り広げられる会話からふたりの置かれた状況、心情、過去などが徐々に明らかになり、最後にはこっちが置いていかれちゃうくらいのシチュエーションに呆気にとられました。

昨今流行りの拗らせ系恋愛映画と似て非なる癖のある映画で、それはタブーや極限状態、直接的な欲望など、根本に自然の脅威の中での太古からの人間のあり方を表しているところなのかなと感じました。

しかし瀧内公美はいい女優さんで「彼女の人生は間違いじゃない」でも感じたんですが、憑依型の女優さんで直子そのものに見えてしまう。
もっと主演作品が観たい女優さんです。

瀧内さんは上映後の舞台挨拶での実物もほんとに綺麗だったのですが、それよりも柄本佑がイメージと違ったシュッとしたイケメンでびっくりしました。
「アルキメデスの大戦」と並行して始まった撮影に柄本佑が坊主頭で現れて監督が頭抱えたって話し面白かったです。

あとこの映画は、セックスシーンがエロいって言うよりエグいんで、誰かと行く場合は行く人を選ばないと気まずくなる可能性もあるので注意してください。

『火口のふたり』完成披露試写会にて鑑賞。
男の狡さと怠さと女の狡さをてんこ盛りにして「身体の言い分」の元、文字通り裸で向き合うふたりっきりの五日間。女の心に刺さるものがあった。多分男の気持ちにも刺さるものがあると思う。オトナのおとぎ話かもしれないけどこんな話好きだ。
(人によって好き嫌いが分かれる映画かもしれない)

劇中の食事をするシーンやお酒を飲むシーンがとてもナチュラルで美味しそうだった。
映画の半分ぐらいはずっとひたすらヤリまくる。
色っぽくないまさに肉欲貪るカンジ。
エロいけど、ダサい。リアル。
(まー、リアルなセックスなんて半分以上はそんなもんだ、たまにきれいなのもあるけど大概は側から見たら滑稽な動きしてたりするもん、どんな人のでも)
男女の絡みのシーンだけに演じる側も大変だったのではないかと思うんだけど、それでもいい意味で特別なことはなく、日常を生きてる人達の絡みのシーンなのと男女の普通の会話だったのが良いなって思った。主演のふたりがそれぞれの役を過剰に作り過ぎることなく、尚且つリアリティを持たせて演じているのがとても良かった。(といっても、この映画はこの二人しか出演してないんだけど)
低い抑揚の中で淡々と日常と男女の生と性を描いた映画。そして、海沿いの湿度と匂いを感じるような映画だった。
『この世の最後の時、あなたは誰の横で何をしていたいですか?』と聞かれてる感じ。
富士山の火口は、まるで溢れ出そうになるふたりの思いが噴火間近の火口みたいで、
その隠喩でもあるなと思った。
だから「火口のふたり」

《試写会後の舞台挨拶の感想》
完成披露試写会の後、荒井監督と主演の柄本佑さんと瀧内公美さんの舞台挨拶があって、
柄本さんの「直子を机の上に乗せて賢治が腰を振るシーンがあって、どこで果てるかを荒井監督が手で合図するっていうのがあったんですけど、その時俺"この人俺のこと5歳から知ってるんだよな"って思いました」っていうコメントがおかしかった。一生懸命な柄本佑と瀧内公美のふたりのバディ感よ。
観覧者から2名質問を受け付けるとの事で、男性一人からの質問の後は誰も手を挙げなかったので、質問してしまった。
私からの質問は要約すると
「直子と一体化するような瞬間はありましたか?」それに対して丁寧に答えてくれた瀧内公美さん柄本佑さんありがとうございました。
瀧内さんは「最後のシーンで直子が言う「けんちゃんが好きだから」の台詞の時に泣くつもりはなかったけど自然に涙が出た。監督からも泣くなよと言われていたのに泣いてしまったとの事。その時に直子と一体化したような気がする。」との答え。その言葉が聞けただけでもこの映画を観て良かったと思った。
質問したら8/10発売のフォトブックをもらった。

試写会が終わって帰ろうとしてたら、主演の柄本佑さんがロビーに出てきたところだったので、お声がけしたらフォトブックにサインしてくれた。映画の感想を一言二言お伝えした。ミーハー心を出して握手もしてもらった。うれしい。
自分の中で、今年に入ってから今まで観た邦画の中ではトップ。

《個人的ツボだったところ》
・アクアパッツァ美味しそう。
・パスタや麺を食べてるシーン多い。
・主演二人の演技がとても自然なのと、男と女のズルさと業がちゃんとそこにあったと感じた。
・富士山🌋??そうきたか。
・お父さんかなと思ったらやっぱり柄本明さんだった。
・アクアパッツァやっぱり美味しそう。
・食べて寝て生と性のある日常。
・耽美ではなく、退廃的にダメになってる日常の男女のズルさが描かれているところ。

あと、野村佐紀子さんの写真がとてもとても良い。
二人の距離感がきちんと写っているのと、とても自然にふたりの表情を引き出してる。
kiyolan

kiyolanの感想・評価

4.0
火口のふたりの試写を観て、僕は思い出した。
溢れ出す蜜が爆ぜ、蕩け、一身と溶けてしまうようなセックスの気持ち良さを。
試写会に来れたことが、本当に幸運だと思う。柄本佑さんと瀧内公美さんが見せるゼロ距離の演技は、誰にとっても居心地のいい時間を蘇らせてくれるはずです。
そして、原作の何を取捨選択するかが監督の個性なら、荒井監督のそれは、これから作品を見てみたいと強く思わせてくれるものでした。