題材としては興味をそそられる話です。記憶にまつまる話。消したい記憶があってそれを消すことができる記憶屋がいる。
ある日恋人の記憶が記憶屋に消されてしまった主人公。恋人の記憶を取り戻すために、記憶屋に消してもらいたい記憶がある大学のOBの弁護士と、記憶を消された過去をもつ幼なじみの女の子とともに、記憶屋を探そうとするっていう話。
記憶を消すこと、それは正しいのか。記憶があるからこそ同じ過ちを繰り返さなかったり、乗り越えて強くなれたりすることもある。ただ一方で、生きていけないほどの辛い記憶を抱えている人もいる。田中泯演じるおじいちゃんの言葉が印象的でした。
記憶屋に関しては、いないっていう展開もあるのかな、とは思っていたんですが、やっぱりいるんですね。そりゃそうか、いなければタイトルにならないですね。ただ本当にそんな簡単に(簡単ではないかもしれないけど)記憶を消してしまうことが正しいのかなぁと思ってしまいました。
記憶屋の正体も途中でわかってしまいますし。最後の展開もそれでいいの？ってなりました。なんか、あれ？ってちょっとモヤモヤ。。
