オリジナル脚本の近未来モノだけどかなり練られて上手く作られてるので、ネタバレ聞いちゃう前に劇場で観ることをオススメ。
まず役者陣が良かった。
主役の大沢たかおは若い頃はいかにもモデルあがりなイケメン優男だったのに味のあるアラフィフ俳優になっていてなんか感動。
その大沢たかおを追い詰める岩田剛典はここ最近でかなり演技がうまくなってきている。個人的には「去年の冬、きみと別れ」以降の岩田剛典は結構好きな方の俳優さん。昔、石原さとみとドラマで共演した時の棒演技が忘れられないけどそこからの成長がすごい。
今作は医療AIが発達して国家インフラとなった2030年の日本を舞台にしていて、未来すぎない10年後の日本は「こんな感じになってるかも…？」と思わせる絶妙なラインをついてきていた。
それよりなによりテンション上がったのは、今の時代に入江悠監督がオリジナル脚本で豪華キャストを揃え、お金をかけてちゃんと面白い作品を完成させてきたこと。
それだけで点数0.5点は加算できる。
