ymmtdisk

AI崩壊のymmtdiskのネタバレレビュー・内容・結末

AI崩壊(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公・桐生浩介は妻・望とともに医療AIを開発していた。だが、国の認可がなかなか下りず、望の癌治療に役立てることができなかった。数年の月日が流れ、AIは「のぞみ」と名付けられ、望の弟・西村悟が代表取締役を務めるHOPE社が管理し、全国民が「のぞみ」に頼り、個人情報を預けるまでになっていた。ある日、「のぞみ」が突如として暴走し、国民を選別する学習を始めてしまう。この暴走の犯人として桐生が仕立て上げられてしまい、逃亡することになるが……。という序盤30数分の展開。

まあまあ面白かった。
AIは命の選別までは行うが、殺戮まで至っていない。暴走の初期に、ペースメーカーを装着していた人物らが亡くなった描写しかない。(作中のニュースで死傷者の言及はある)
あとは、事件収束後の世界で、AIがどのように扱われているのか、それと桐生のAIに対しての考えは明かされず、そこ視聴者に委ねちゃうんだ、という印象。AIに頼りすぎることへの警鐘、AIに絡む利権等への注意は受け取れるが、なんか主題がぼんやり。
GPS、監視カメラの画像認識などを駆使した追跡はリアリティがあった。全般的にSF的な部分は「そんなことあるかい!」と直感的に感じるところは少なかったように思う。
三浦友和と広瀬アリスの刑事コンビが結構好きだった。ストーリー上、十分な活躍をしたけど、もっと掛け合いを見ていたかった。

アトロク映画評に向けての鑑賞。聞いてからまたちょっと書くかも。
ymmtdisk

ymmtdisk