キミシマユウキ

ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

3.4
ナチスドイツが徴収した芸術品の行方について語るドキュメンタリー。

美術史を語るうえでは欠かせないナチスの蛮行について深掘りできる。
『退廃芸術展』の話や映画化もしている「モニュメンツ・メン」の活躍も軽く聞けて面白かったが、タイトルにある「ヒトラー VS ピカソ」はちょっと詐欺じゃないかしら…あまり二人の人生や対決に焦点を置いてる感じがしないので、客寄せに名前を使ってるとしか思えない。
なんならヒトラーよりゲーリングの方が名前出てるし…(笑)
どちらかというと徴収された美術品の話を淡々とする作品なので少し玄人向けな印象だが、勉強の一環としてはあり。