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108時間のSSDDのレビュー・感想・評価

108時間(2018年製作の映画)
3.1
108時間、無睡眠状態に陥ることで人は幻覚症状になり、精神的、肉体的崩壊を招く。

その深淵を表現するために廃精神病棟に役者を呼び、実際に睡眠を断ち、劇を行う。

観客は病院で役者たちに気取られないように鑑賞するという崇高な芸術を繰り広げるという話。

大熊座と呼ばれるその劇の脚本は無睡眠状態に陥った人間が昔書かれたもので、劇の終わりがまだ存在しない。

主人公は主演を勝ち取るため参加してみるが徐々にこの劇の内容は実際に起こった出来事ではないかと疑念を抱き始め…。


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ここからネタバレ


精神病棟の治療の一環で行われた劇で人死が出ていた。実際に役者たちは過去をなぞらえて同じ場所で同じ状況に追い込むことで、煉獄に囚われた死者たちの世界を覗き込むことができるようになる。

やがて煉獄に囚われた死者は覗き込んでいる人間に憑依し、煉獄では無限に同じ時を繰り返してしまうため、憑依先の肉体で死ぬことで解放されたがる。

つまりは以下の感じか?

・煉獄で死ねない魂がいる
・見るためには108時間近くの睡眠の断絶をする
・見ることができるようになると憑依されてしまう
・憑依されると自殺して魂の解放を望む

❌憑依先で死ねると魂解放される
⭕️自殺できても煉獄に囚われたままでした

しかも憑依された側の記憶に残るから煉獄を彷徨う死者は複製されて増えてしまうので、最悪2倍、3倍苦しめるね!ってことでいいのだろうか。

ホラーなのかサスペンスなのか、スピリチュアルなのかイマイチ分かりづらい。
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