きみが寝坊したのは体が睡眠を欲していたからだろう。休むことはいいことだ
ミギーも言ってました。
もっとね、眠い眠い眠いムキー!!!みたいな展開を期待してました。だってそうでしょう?完徹4日目突破なんて経験したことがない。いくら旧世代のSEでもせいぜい3日がいいとこなんです。それ以降は未体験ゾーンなわけで。そんなゾーンを観にきたわけで。
斜め上からきた。
なんかね、ベレンルエダが出てきたから一筋縄じゃいかない気はしてました。私の中では怪演という言葉が最も相応しい女優さん。対抗できる女優さんはそうだな…シガニーウィバーとジョントラボルタぐらい。
主人公を演じるエバデドミニシもいい味でてました。髪型でこんなにも印象が変わるんですね。ショートがいいと思いますよ。ショートが。
物語はのっけから切ない
ああ、それでもお父さんは娘を愛している
そして『おおぐま座』
なんて不吉な舞台演劇
決して扉を開けてはいけない
でも開けちゃうんだなぁこの子。私だったら布団にダッシュしてました。扉開けない。絶対。
その扉の向こう側にあるホラー。更にその先のずっと奥の方には、愛がありました。
ぐっときた。
泣きそうになった。
その辛さがわかる気がして哀しくて、ついつい目頭が熱くなったんですが、ラストの展開がすごすぎて涙が引っ込みました。気付けば口をあんぐり開けて観てました。ここで終わりなのか~からのひっくり返して更に裏返す。覆水も盆に返る勢い。そういうこと?なるほどなるほど。やりすぎ。でも面白い。
ベレンルエダが出てたからって訳ではないけど『永遠のこどもたち』『ロストボディ』みたいな感じ。ホラーテイストサスペンスでした。少し『レベッカ』の匂いも漂わせつつのJAバヨナみたいなこの映画、こういうの好きなんです。
欲を言えば、やっぱりもっと眠そうにして欲しかったなぁ。60時間超えたらあんなんじゃいられないからね実際。変な汗、出るからね実際
扉開けずに体が欲するままに、布団にくるまって寝てしまいましょうってことです。ミギーもそう言ってました。おやすみなさい。