白瀬青

野性の呼び声の白瀬青のレビュー・感想・評価

野性の呼び声(2020年製作の映画)
4.3
北極圏のゴールドラッシュに湧くアメリカ。温暖な地で判事の犬として花よ蝶よと育てられていた大型犬のバックは、北極圏の犬ぞり需要のために誘拐され、アラスカへと売り飛ばされてしまう。

この時点で私、ええーい犬好きは見ろと言った奴全員おめーをアラスカ送りにしてやろうかァァァ!!!

もちろん原作は古い冒険小説ですし、今の価値観で裁くなという気持ちはわかりますよ。うん。
しかし坊ちゃん暮らしの犬を北限の地に売り飛ばして過酷な労働をさせて自然の中で野性の呼び声を聞いた……じゃねーんですよ。
今自然に涙した人間、お前が這いつくばってソリをひけ!(過激派)

そう思ってたんですが、渋い声のナレーションで(吹き替え)
「群れにリーダーは一匹しか要らない……」と言われたら、理解っちまうしかないんですよね……これは犬の顔をしたHiGH&LOWだということを……。


銀牙のコラボイラストを見ましたが、まあそういう感じの映画ですね。
このクオリティのもふもふをCGで再現できるなら銀牙もぜひハリウッド実写化してほしい。
白瀬青

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