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野性の呼び声のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

野性の呼び声(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

犬ぞりに売り飛ばされてしまう、犬の話。

まずは主人公となる犬が、実物ではなくCGで表現されている事に驚いた。
正直、まったく違和感がないかと言うと、嘘になるのだが、過酷なロケーションでアクションシーンを撮るにはCGの方が適していたのだろう。

物語としては、普通の飼い犬が泥棒に売り飛ばされた事をキッカケに、様々な困難や冒険に立ち向かう姿が描かれる。
犬ぞりのシーンのスペクタルな映像には圧倒させられたし、成長した主人公が遂に自分の居場所を見つけるラストも感動的。

利他的で優しい性格の主人公は、犬とはいえ惹かれるものがあったし、そうした彼の性格が結果的に人生を良き方向へと導くのも、童話的な教訓があって良かったと思う。
犬が主人公の作品という事で、漫画の『銀牙 -流れ星 銀-』を思い出したりもしたのだが、犬好きが見れば、より楽しめるのではないだろうか。
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