実写であれCGであれ、ドラマであれノンフィクションであれ、映像コンテンツであれそれ以外のコンテンツであれ、コンテンツであれリアル世界であれ、我々は多かれ少なかれ動物を擬人化して彼らと接する。その程度はまちまちで、個々のケースごとに最も適切なレベルが選択される。
本作については、原作未読につき、擬人化のレベルが適切なのかわからない。だが、想像するに、原作もそこそこ擬人化の度合いが強そうなので、まあまあ適切なのかもしれない。
だが、CGの進化によって、犬に “微妙な表情” をさせることまでもが可能になった今、映像的な擬人化については、匙加減を間違えると作品を壊しかねない。まあ、それとて好みによるのかもしれないが、自分的には本作は、ワンコの表情について少しやりすぎだったんじゃないかと思う。
ただ、トータルな評価としては面白かった。