このレビューはネタバレを含みます
とても人気の原作らしいですね。
最先端と原点との共存を感じましたね。
CGを用いながら、描く世界は文明から野生に戻っていく一匹の犬の物語。
昔見た名犬ラッシーのような、荒さや不必要な動作、息づかいと比べて、やはりとても綺麗で無駄のない動物たち。
人工物感は否めない。
そこで、人間演じる役者たちの出番。
これが、なまもの感を出してくれる。ハリソンフォードなんてたまらないですね。
(吹替え、字幕両方試しました。吹き替えもいつもの磯部勉さん。重厚感たっぷりです。けど、今回は、字幕が断然いいですね。)
心に響かせるには最先端の技術だけでもダメ。かと言って、本物の動物を使ったらここまでの動きや画面は作れない。両方のいいところを生かしつつ、中心には人間の役者さんがいて、しっかりまとめる。
王道の動物の冒険もの。お子さんと一緒にご覧になるのがいいかと思いました。