「未体験ゾーンの映画たち2019」にて。
KV-1重戦車と言えば、独ソ戦題材の漫画/ゲームにT-34と共にソ連機甲部隊の重要戦力として必ず登場して、当時規格外の重装甲と強力な火力を持ちながら欠点も多く戦争後半からはすっかりいなくなる存在くらいのイメージだが、まさかKV-1が主役の映画があるとは!
一応実話がベースの話で上映時間は90分だし、退屈せずに観れた。
肝心の戦車合戦については、それなりに迫力があってまあまあ合格点のところ。
しかし戦闘シーンでカメラがドイツ軍の戦車内になると、何故か緊張感は無い音声が二重に録音されて雰囲気がぶち壊し。本当に残念。
それにドイツ軍の機甲部隊の車両のバリエーションがあまりにも少ないから戦闘が単調に感じる。(時代背景が1942年だからある意味仕方ないか)
あと時々字幕で戦車と装甲車が混同されるいる。(翻訳のせいかな?)
他に主人公の戦車長の役者さんがそれなりに雰囲気が漂って日常芝居とかは何の問題もないけど、戦車を降りて射撃をしたり伏せたりのアクションが全然素人ばりのモッサリ演技でちょっと萎えた。
しかし(レプリカかもしれないが)動くKV-1が90分堪能できる珍しい作品なんで戦車好きの人には観て損はない作品だと思う。