ジャベリンマリア

クーリエ:最高機密の運び屋のジャベリンマリアのレビュー・感想・評価

4.0
なかなか面白いポリティカル・スリラーまたはポリティカル・サスペンスでした。
実話ベースなのでウィキペデアとかで調べてしまうと先が読めてしまうと思い関連情報は見ない様にして観ました。
何処までが事実と同じなのかは知らないけど

しがない酒好きのセールスマンがキューバ危機を救った1人だったって事はこの映画を観るまで知りませんでした。
のっけからちょっとスパイ映画の雰囲気を醸し出し少しづつ引き込まれていく展開に
諜報活動が活発になる頃には何時かバレてしまうのか?とハラハラドキドキ
そんな危険は少しづつ迫っていて…!

グレヴィル・ウインを演じたベネディクト・カンバーバッチの演技も良かった
最初主人公はイヤイヤやってた感あったけどやがて家族の為、国家の為に危険な状況に身を投じて行く
あのゲッソリ痩せた顔や身体はCGですよね〜?
あともう一人の主役ソ連側の内通者オレグ・ペンコフスキーを演じたメラーブ・ニニッゼも東側の人間だけど優しい家族思いのお父さんアメリカに亡命する事を夢見ている
最後の方は二人に友情や絆みたいなものが芽生えて来て…。
国家という壁が無ければ2人は大親友になっていたのに(;>_<;)

それから主人公を支える2人の女優さん
CIA局員のエミリー・ドノヴァン を演じたレイチェル・ブロズナハンと主人公の奥様役ジェシー・バックリーの演技も

総評として実話ベースだけどスパイ映画が好きまたスリルが好きな人ならオススメの1本です。
最後はちょっと泣けました。
ジャベリンマリア

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