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クーリエ:最高機密の運び屋のregencyのレビュー・感想・評価

4.0
スパイ映画といえばスリル・サスペンス・アクションが混然一体となった、まさに映画にピッタリの題材。
そのスパイ役をインテリなイメージを持つベネディクト・カンバーバッチが演じるのだから、まさに適役…と言いたいところだが、本作での彼はスパイ経験などない、ただのセールスマン。
ソ連の極秘機密を横流しする運び屋任務が重荷となり、常軌を逸していくという、至って小市民な役どころは、これまでのカンバーバッチ像を大きく変えるはず。特に終盤で降りかかる受難を耐える様子は、彼の役者魂の真骨頂といえる。派手さはないが、平和のために築かれた英ソの友情物語として観ると良し。
もちろんキューバ危機を阻止したのは、核ボタンのスイッチを押せる立場にあった米ソ首脳の動きも大いにあったので、そのあたりは『13デイズ』を観るとよく分かるかも。

より詳細なレビューは↓
https://cinemarche.net/drama/the-courier-matsu/
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