よう

多数から一つへ: 私が米国に来た理由のようのレビュー・感想・評価

3.5
アメリカで市民権獲得しようとする各国からの移民を追ったドキュメンタリー。
タイトル「多数から一つへ」はアメリカの国章にラテン語で書かれているもの。

市民権獲得のためにアメリカの歴史を皆で学ぶ場面では、奴隷制度や公民権運動など、現在にも通ずるアメリカの陰の部分にも少し触れている。
また、移民する人のかつての母国での事情もそれぞれ。
全体的に、多人種国家というアメリカの国としての根本理念的特徴を改めて示しているような内容。
様々な問題を起こしながらも大きくなっていった、進歩していった国だろうから、これからもその国としての理念を誇りにしてほしいとは思う。
最後に、アフリカ系の判事や当時の最高裁判事であるRBGも出てくるのは象徴的。

尺が短くて観やすいが、もう少し詳しく見せてほしい気もした。
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