Gak

クロースのGakのレビュー・感想・評価

クロース(2019年製作の映画)
3.4
いい話、ド典型な自己意識から他者意識への成長、というかもうそれがテーマとしてセリフにある。
本当に欲のない行動は人を動かす、だっけ?

手紙を一定数出さないと家に返さないというミッションを与えられた郵便局員。
この時点で子どもにプレゼントをあげるというサンタ設定からの逆算で作ってるいつものディズニーの手法なのがわかりやすく、その自己意識から、クロースというまあサンタと出会って、おもちゃをあげるから手紙を出せという自己目的から、純粋に子どもを喜ばせたいという他者意識に変わっていく。

自分のために頑張っていたことが、子どもに文字を教えるための学校を作ったり、街の仲悪い一族同士を仲良くさせたり、言葉のわからない民族と仲良くさせたり、他人を幸せにすることに繋がっていたというのは使える。

で、いつのまにか目標達成してて、帰るのかこのままここで他者意識で生きてくのか二者択一の葛藤があって
でもその自己意識=他人の利用がバレてクロースというバディと一度は決裂するが、また修復し大目的達成にかかるというのも王道。

他言語のどうしてもプレゼント欲しい女の子、アレかわいくてピュアでインスピレーション湧いたな。
Gak

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