Hiroya

マッスル 踊る稲妻のHiroyaのレビュー・感想・評価

マッスル 踊る稲妻(2015年製作の映画)
3.0
インド版"マッスルボディは傷つかない"です。嘘です。いや、どうかな、途中まではそうなんですよ。

某韓国映画のクムジャさん並みの回りくどい復讐劇に、己のやっていることはボディービルダーの夢を放棄してまですることなのか、と突っ込みを入れつつ、突如流れるロッテのガムのCM のように噛めば噛むほど味が出るスルメ映画…ではなかった気がするので☆3で。

モデルがCMを撮影するシーンでの会話劇はともかく、実際に完成したCMの完成度の高さったらない。色彩鮮やか、豪華絢爛、歌やダンスはなんでもあり、演出が色っぽい…溜息が出るほどでした。普通にテレビで流れてそう。

しれっと被害者の肢体の一部が欠損していたり、口を無くし言葉を発せなくなっていたり、記者に扮して醜い顔の人を嘲笑ったり(確かに被害者の自業自得なのだが)、復讐に手を染めた主人公とその友人が若干やり過ぎてなんだか不快かも?と感じてしまうかも。

ボディービルダー大会や直後の乱闘、功夫ばりの殺陣でライダーたちと屋根で戦う場面、注射を打たれる前のジョンとの戦闘、汽車の上での立ち回りなどなど、アクションシーンは途中で長物やスローモーションを使ったりと飽きさせない工夫があって面白かった。ジョンとは殺し合いに発展しているけど。あ、みんなか。
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