くまがい

王国(あるいはその家について)のくまがいのレビュー・感想・評価

4.0
虚構のなかで虚構が現実性を高めること、即ち言語からイメージへの移行が為されるにつれ、その虚構性が強まり、言語で成り立った彼女たちの王国が遠のいてゆく。64分版はそういうことが理論というかわかりやすい物語として語られていて、演ずることの生なましい事件性みたいなものはきっと150分版に委ねられているのだろうと思う、ので、150分版も絶対に観たい。
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