ぐりこ

ラン・ローラ・ランのぐりこのレビュー・感想・評価

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)
3.5
MVみたい!
ジャーマンテクノをバックに赤髪女が走る走る!

ストーリーはいたってシンプル。
恋人のマニが、出処のヤバい10万マルクを地下鉄に置き忘れてしまい、このままではボスに殺されてしまう。
ボスとの約束の12時まで20分、マニを救うためにローラが走る。
そして、ひとつの結末に至るまでの流れをなんと3パターン描く。それぞれ細かい違いから、異なる展開につながるのがおもしろい。


この作品の魅力は爽快感にこそあって、音楽と映像が軽快なテンポで流れていく疾走感が、MVみたいでかっこいい。
後から思えば、3パターンのパラレルストーリーを描くのも、体感は短編映画×3となっていてテンポを生んでいたように思う。

なんせ見せ方がカッコいい快作だった。
ぐりこ

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