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ラン・ローラ・ランのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)
4.0
Lola rennt:トム・ティクヴァ監督、脚本、音楽、フランカ・ポテンテ、モーリッツ・ブライプトロイ主演、フランク・グリーベ撮影、1999年ドイツ作品。恋人マニ(モーリッツ・ブライプトロイ)の窮状を救うため、20分で10万マルクを用意しなければいけなくなったローラ(フランカ・ポテンテ)。

久しぶりの再鑑賞。これは好き嫌いがハッキリ分かれるタイプではある。映像や音楽は楽しいが、物語が良く分からないと言うか、あまりハッキリとさせていないからだろう。当時ハマった作品だけど、今観てもけっこう好きだった。真っ赤な髪を揺らしながらベルリンを駆け抜けるローラをテンポ良くスタイリッシュに映し出される作品。すべてのカメラワークは勿論の事、すれ違った人のエピソードをカメラの連写のシャッター音と共に何枚かの静止画で観せるなど、とにかく観せ方が格好いい!!

ノリのいい音楽(アンダーワールドのような音楽)をバックに、真っ赤な髪に青いタンクトップに緑のパンツ姿のローラが、ベルリンの重厚な街並みを恋人の為に走る姿が素敵で、エネルギーに溢れている。観ていてけっこう気分が上がるようにいつも思う。リプレイものでもあるが3度繰り返される20分間の微妙な違いや、大きな違いも、深い意味の追求は不要、視覚的に楽しんだ方が勝ち(笑)

ドイツ映画らしい作品でもあるような気がする。短いので何度でも観たいと思う。
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