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ヤッターマンのmatchypotterのレビュー・感想・評価

ヤッターマン(2008年製作の映画)
3.3
《“とある”芸能事務所に思いを寄せて》Vol.11

この、アカポンタァァァン!

タツノコプロ、タイムボカーンシリーズの実写『ヤッターマン』。

これ、三池監督だったのか。知らなかった。
かなりの勢いで“三池節”でぶっ放してるな。

この、スカポンタァァァン!
ドロンジョさまぁぁぁ!

そう、この深キョン。
この深キョンを観るためにあるような映画。
“悩殺”ってこのことを言うんだな。

昔、テレビで観てた『ヤッターマン』。
幼き頃にもこのドロンジョの謎の色気に何か妙にドキドキしてた気がするが、この深キョンドロンジョは、ちょっと悪魔的。

ケンコバと生瀬さん合わせてこのドロンボー一味の3人組、とてもハマってる。
ドロンジョは本来もっとオラオラしてる暴力的な姉さん肌だけど、そんなことはどうでも良い。
このドロンジョなら何でも許すわ。

どう考えても、ドロンジョになびくだろ、これは。

冒頭からフルスピードでテレビアニメでもお馴染みのヤッターマン1号2号と、トンズラー、ボヤッキー、ドロンジョのドタバタバトル。

いきなりそれ見せて大丈夫かよと言う感じのフルスロットルで、危うく置いてけぼりを食らいかける。

観る時は冒頭から気を抜いてはいけない。

三池節、この変にシュールで変にエロくて変にザワザワする感じ。

よく櫻井翔もOKしたな、これ。

観ないとお仕置きだベェェェ。

阿部サダヲ、ムロツヨシの、三池監督のシュールさを逆手にとって好き勝手やって助長させてる感じ。
ムロツヨシ、一瞬のクセに信じられない存在感、ウケる。

面白いとかそういう軸ではなく、深キョン観たくてまた観そう。
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