自分達の分身が襲ってくるお話
面白いけど普通...
所々光るシーンはあったよなと思うけど、全体的に見たらあまり尖っている部分が無くて、社会的メッセージの強いスラッシャー映画という印象しか残らない映画。一応ホラー映画の枠組みには収まっていてしっかりと最初から最後までホラーを貫き通しているけど、なんかホラーっていう印象が薄い...
序盤と中盤は不気味な空気を纏ったスラッシャーホラーって感じでまあまあ面白い。分身が現れてから常に絶え間なく緊張が続くのもそうなんだけど、あまりジャンプスケアを使わずに「怖い!」って雰囲気を出していたのが良かった。少年の分身なんかは見た目からして怖いし。
あと、中盤の大殺戮はなかなか良い。いっぱい血が吹き出るので...あとテンポ良く人が死ぬので...
終盤のロケーションとか演出とかは絶対に自分好みなやつなんですけど...何というか、あまり乗れなかった。
説明しすぎだろ~~~!!!!と思いつつも、実際このぐらい説明しないと映画の全貌が見えてこないよなぁ...と、心境複雑なまま見ていた。結構説明は多いから大まかには理解できるんだけど(現実のメタファーとかは置いといて)映画としては序盤が一番のピークだったように思えて...
ラストカットは痺れた。「すげ~~~~~~」と思った。