RIO

アスのRIOのレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
3.6
東洋の陰陽論の捉え方が好きなので
そう見ていて凄く面白かった
監督の言葉を借りて二元性
この世に存在するもの
陰と陽という対立し混ざり合うことがない
光があれば闇は存在する
月に照らされ陰がなければ恐怖を感じる
誰でもその奥に影の存在がある

太陽の陽に憧れた彼らは夜の陰から現れた
抑圧されている影の勢いが強くなりすぎ
地下の世界の復活

パ・ド・ドゥを舞台で踊るアディ
地階の誰もいない廊下で踊るもう1人のアディ
の描き方がとても好き

約束を破りお互いに助け合うことのない
者たちに神様は救いを求められても
手を差しのべることはない

ドッペルゲンガーは会ったら怖いですね
お互いが近づくと色んな偶然が重なりだす
共鳴している

バランスを崩した世界に救いはない
それでもこの世界は終わらない

観てる途中で画面がフリーズしたままに
ちょっと怖かったです
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