9/9_TOHO新宿#5
＜もう一つの罪＞
「人間が一番怖い」型ホラーと社会風刺。それぞれは面白いのだが、両者が上手く噛み合わない。非凡な映像センス頼りだった印象。
これが初見時の感想だったが、二度目の鑑賞で新たな発見が。いわば「主人公の犯したもう一つの罪」なのだが、途中でこれに気づいた段階でホラー度が一気に増して俄然面白くなった。ラストシーンに隠された本当の不気味さを味わえた気がする。
主人公が、自分の出自を「本作の途中で」思い出す。という見方もあるようだが、私は「本作の前から」少なくとも１年前には思い出していたと思う。でなければ、怖い怖い「もう一つの罪」が成し得ない。
その罪については、コメント欄に。
