幼い頃、自身のドッペルゲンガーに遭遇したことのあるアディ。
家庭を築き幸せだった生活が、そのドッペルゲンガーの出現により脅かされる。
ホラー×コメディー。
ゲット・アウトでは人間の差別意識を裏から描いて人々を驚かせたピール。
またしても変わった世界観の映画を作ったね。
いろんな風刺が挟まれているんだろうけど、いまいちその真相はわからない。
笑えるホラーでありかなり血も出るが、あまり賢くないドッペルゲンガーを笑うことが正しいのかわからない場面も。
終盤になるにつれ、それはすなわち己を笑うことに他ならないのかも?という思いにかられる。
ストーリーのひねりはイマイチだが、監督の意図はそこにない気がする。
何度か見ないとこのモヤモヤは晴れないのかしら。
何はともあれ、エリザベス・モスのドッペルゲンガーだけはクソ怖い。