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『ゲット・アウト』と今作を見て、事の原因がSFチックになるのが監督の特徴なのかなと思った。今作はホラーというより終末SFのような感じが強かったし、エンタメ色も強いからホラーって感じで見てなかったな。
SFっぽいと思ったのは、監督のインタビューにミステリーゾーンがあったのと、そのリメイクも監督のジョーダン・ピールが作っているからだった。それと「この衣装をだれがデザインしたかに注意して見てほしい」とも監督がインタビューで話していて、調べたら『マトリックス』のあの衣装をデザインした人だった。
オチですべての意味がひっくり返るのにビックリしたけど、衣装からもこの映画の別の物語を意図しているのは面白かった。
家族が家族の殺人を目にするエグさと、ハンズサインを協力ではなく別の象徴にする皮肉もよかった。同じ俳優なのに、usと本物で演技が違いすぎるのも見事で見物だった。運転しながら道路に転がってる死体を眺めるシーンを見て、ゴダールの『ウィークエンド』って、意味はわかんなかったけど、こういったシーンの元ネタだったのに気づけた。amazonエコーの音楽ネタとか好きなシーンも多かった。
あのテザードの仕組みがちょっと気になった。どうやって連動してんだろ。
