ねこまるキャット

アスのねこまるキャットのレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
3.8
『不気味』×『恐怖心』
ジャケットこわ笑
「ゲットアウト」の監督ジョーダンピールの二作目。

自分にそっくりな人間が襲ってくるホラー映画ですが、そんなに構えなくても大丈夫です。

私は、ホラー映画を鑑賞する際、怖すぎて部屋を暗くしては見れないのですが、こちらの作品は、真っ暗で見てもギリ大丈夫です。

普通のホラー映画とは怖さの質が違く、もうとにかく映像であったり、BGMが不気味です…。こんなに不気味で恐怖心を煽る映画は初めてでした。

まず冒頭の時点でやばいです。ゲージの中で飼育されてる何十匹ものウサギをゆーっくりカメラが引いていき、無気味すぎる音楽。
「これはクレイジーな映画だ…」と誰しもが思うでしょう。

この映画の注意点としては、「ハンズアクロスアメリカ」というチャリティーイベントをディスった映画でもあるので、そこだけ調べといた方がいいかと思います。

冒頭で少しだけ触れてはいますが、知らない人にとっては全く理解出来ないので。

またもう一つ、ジョーダンピール監督がコメディアンらしいのですが、今作ではよく分からないアメリカンジョークや、空気の読めない台詞を入れ込んできて、ちょいちょい冷めます。
そこは事前に覚悟しといた方がいいかと。

にしてもこんなに不気味で恐怖心を煽られる映画はなかなかないので、凄く印象に残りました。
見終わった後解説サイトを読むとより後に引く怖さに襲われます。

ゲットアウトと比べて評判はイマイチですが、不気味さが強烈なインパクトだったので、私はゲットアウトより好きです。

ホラー映画が苦手な人でもギリギリいけるかと思うので挑戦しでてはいかがでしょう^^