スリラー映画として物凄く楽しんだ！個人的には相当好きです。
前作のゲットアウトも凄かったが、今作で完全にジョーダンピールのファンになってしまった、、！
ハッキリ言ってストーリーは読める展開なんだけど、そこを差し引いても好みな点が多すぎる。
あと純粋なホラー映画ではなく、例えばポンジュノ作品のように一概にジャンル分けが出来ない作品じゃないかな？勘違いして観客がホラー表現ばかりを期待する可能性もあるので、いっそのことヒューマンドラマとか、せめてスリラー映画とPRした方が良いかもと思った（何様だ。笑）
ゲットアウト、今作ともに共通して、「恐怖と笑いは紙一重」の中間というか、もはや両サイドを行ったり来たりしているのがたまらない。怖い場面なのに思わず笑っちゃったり。そこは流石コメディアンでもある監督、うまいことバランスを取っている。
コミカルな場面も多く、キルカウントとかtoo slow!、そしてホームアローンのくだりは普通に笑えるw
そして家族vs家族はシンプルに見ていて楽しいし、もしこれが本当に起こったらどうしよう、、と想像してしまう。
上記の、
1つの場面で複数の感情を持たせること
自分の身に起こったらと想像させること
この２つって良い映画の大切な要素じゃないかなーと個人的には思う。
そして何より、社会的問題を扱いながら映画としてキャッチーなのが素晴らしい。
四人家族でニセモノ相手に奮闘する、という点でクレヨンしんちゃんのトラウマ映画（？）踊れアミーゴを連想してしまった🤔
ルピタニョンゴの演技が素晴らしく、特に奴の第一声の気味悪さがとんでもない。
こういうスリラーとかホラー要素のある映画で、パートナーや親が話をまともに受け取ってくれないという展開、見ていて超イラつく。笑
まあそれも夢中になって見ているからこそ。
今作のエムバク、、じゃなかった親父との話の噛み合わなさ加減がハンパない。
ここも演技が上手くて、表面上は信じてる感とか真面目に聞いてるという旨を言ってんだけど、完全に聞き流してる感が溢れ出ていた。笑
最近は映画を観ていても、子供の時のように作品の中に入り込むことが出来ていなかった。しかし本作は久し振りにのめり込んで楽しめた。
そこだけでも本当に嬉しい。
