FILM REDを機に再鑑賞&再レビュー。
最初に観たの最近だけど笑
ここまで映画シリーズを観て改めて思ったのは、原作者が入ってからはよりワンピースらしさが強まった。まあ当然なことなんだけど。
ワンピースらしさとはルフィの信念と敵の信念のぶつかり合いだ。
今作なら、仲間とは？強さとは？というもの。1人でいることが強さ＝海賊王ではない。仲間がいなければ宴ができない。そんな価値観のルフィに対して、強さこそが海を統べることができると豪語するバレット。
前作が金なら今作は強さの価値観が語られたストーリーだった。
目玉のお宝も物語終盤にふさわしいブツでこれに対するルフィの解答もらしい。
今作の敵バレットは海賊王の後釜と言われた男。やっぱり原作も後半になると敵を強くせざるを得ない。
カイドウやビッグ・マムは出さず強者を出す、ということにおいてバレットはピッタリのキャラではある。しかし強さがちょっと行くところまで行ったので、じゃあどうやって戦うかというとチーム戦。
とは言っても麦わらの一味ではなくライバル海賊や七武海、さらには海軍や革命軍も加わる。
互いが互いの持ち味を生かしてバレットに立ち向かう。普段いがみ合う同士が共通の敵を前に一時的な共闘。よくあるやつだけど、そのよくあるやつがみんな好きなんですね笑
最早、一味の見せ場より人気のあるキャラクターたちが戦う方が撮れ高があるという潔さ。一味も増えてきたしみんながみんな活躍の場を用意するのは難しいのはよくわかるので思い切っていていいと思う。
しかしながらちゃんと一味にも役割があり、ゾロとサンジの両翼はしっかり戦闘もするしここぞで活躍する。特に今回はウソップが美味しい。
援護が花道のウソップ。ニクい。
しかもコラボならばA級のキャラだけを出すのではなく、その一段下扱いのキャラも一言喋るし能力も出す。
さらにはもう全部出してしまえと言わんばかりにファンなら知っているあのキャラやあのキャラが画面の隅から隅まで出てくるという大盤振る舞い。
キャラクターが沢山いるなら逆にみんな出してしまえ、は中々やろうと思ってもできない。ワンピースという長寿作品だからこそ可能なファンサービスだ。
アクションもZ、GOLDに続き見せてくれる。ドラゴンボール超のブロリーのような疾走感とド派手さがある。ここはもう安定。
最初に観た時はバレットに勝てる説得力が足りないと思っていたが、ここ最近原作も読み直しホールケーキアイランドあたりのルフィの全力となるとまあギリギリかなと落とし込みできた。
バレットがロジャーに敵わなかったのは纏う覇王色が使えなかったから？と、後出し設定での解釈も今ならできるか笑
少し残念というか気になるのはど巨大化バレットのCG。仕方ないと言われればそれまでだけど…やっぱりちゃちいと思うんだよなぁ。テゾーロはアニメだったし。
総じてZ、GOLDよりは低い点数です。
安定して高いクオリティなのは間違いないのは前提として。
