2019年36本目。
自分にとって、ONE PIECEは中学〜高校の頃がピーク。
毎週ジャンプを買って、単行本も揃えて、悪魔の実や島の名前なんかも覚えて周りの友達とめちゃくちゃハマってた。
あんなに熱狂してたのに、ドレスローザを過ぎた辺りからちゃんと読まなくなって、いつしか単行本も全巻BOOK OFFに出してた。
だから、ファンが観たら堪らないってのは分かる。
最終回ばりのオールスター大集結で、ファンへのご褒美ムービー。
中高生の頃の自分だったら最低5回は映画館に足を運んでた。
ただ…。
近年の劇場版と比較しても、めちゃくちゃシンプルなストーリーなのに、画面や何やらごちゃごちゃし過ぎてて疲弊する。
ルフィはじめ麦わらの一味に昔ほど魅力を感じなくなったのも辛い。
ゾロが隕石ぶった斬るのもちょっと違う気がするし、「モーレツ!オトナ帝国」のひろしを100倍に薄めたような、ウソップの安い回想も要らない。
ブルックは当初から気に食わない。
キャラ同士の強さの格付を物語の本筋とは異なる"劇場版"では決定できないから、戦いの真っ只中に「戦況が変わった…!」とか言ってズラかる奴らだらけでそこも何とも…。
だから、あいつとあいつが戦うのか!というアツさもほぼ感じられない。
最強(?)の敵・バレットも、その過去含め何とも魅力に乏しいし、カイドウやマムならワンパンKOな気がしてならない。
てか覇気って今あんなことなってんのか、笑った。
あと、"祭り屋"だか"戦争仕掛人"だか知らんけど、ユースケ・サンタマリアが声を当ててるフェスタが本当に要らない。
あいつの自分語りシーンが随所に、本当に随所に挿入されることで、話のテンポがめちゃくちゃ悪い。
3年に1度くらいのスパンの公開なのに、毎年毎年律儀に公開するコナン映画のクオリティに全く以って及んでない。
主題歌も早口すぎて何言ってるか分からん。
「fanfare」が至高。