むぎ

家族ゲームのむぎのネタバレレビュー・内容・結末

家族ゲーム(1983年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

大学の授業で核家族を取り扱ったとき、この映画を観た。
社会人になってから再度視聴。

松田優作が演じる家庭教師のヤバさがイイ。主人公の中学生に喧嘩の仕方を教えるんだけど、教えた後の主人公のビンタ返しが超速くなっていて、松田優作がちょっと満足気な顔をするのが、じわじわ面白い。

この映画を最初に観たとき、すっごい気持ち悪い映画だな、と思ったんだけど、その正体は音だった。
普通の映画は後ろで音楽が流れているもんだけど、それが無くて、咀嚼音とか生理的に気持ち悪いなと思う音とかを、わざと大きくしている。セリフより目立ってる。主人公の父親が半熟の目玉焼きをチューチュー吸うところとか、湯船で豆乳飲んでるとことか、もう最悪。気持ち悪い。
この家庭が異常であることを表しているのか。

そういえば、戸川純がチョイ役で出てて、おっ、てなった。

ラストで松田優作が食卓をメチャクチャにするシーンは圧巻。一緒に観ていた彼氏はあのシーンを巻き戻してもう1回観てた。
ドラマ版では櫻井翔が松田優作の役を演じたらしいけど、あの気味悪い家庭教師を再現できたのだろうか…
むぎ

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