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野獣のtetsuのレビュー・感想・評価

野獣(2018年製作の映画)
4.1
マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル開催中!!

たわいもない遊びに興じる二人の子供。
彼らが辿り着いた不思議な場所は、予想外の事態を巻き起こしていく...。

「あたかも野獣(フォーヴ、fauves)の檻の中にいるようだ。」
これはパリの展覧会で批評家ルイ・ボークセルが発した言葉である。

本作の原題『Fauve』を調べてみると、真っ先に出てきたのは「野獣」ではなく、20世紀初頭の絵画運動の名称を指す「野獣派」だった。

最初の言葉は、そんな野獣派を生み出すきっかけとなった言葉。そして、本作を観た後の感想も、同じような言葉で表されるかもしれない。

物語中盤に起きる衝撃の展開、
どこへ向かっているのか、全く検討がつかない物語。
この作品を観て、不安感を覚えない人はいないだろう。

それにしても、本作における「野獣」とは一体何だったのだろう?
象徴的に登場するキツネ?
それとも、無邪気な子供たち?
いや、彼らを襲う自然の猛威こそ、野生の獣だったのだろうか...?
その答えは観る者に委ねられる。

『野獣』予告編
https://youtu.be/5B5uHdM-fdY
(こんな感じの作品です。)

3/2 修正
参考の本編リンクが切れてしまったので、予告編に変更しました。