胸のダビデの星、逃亡を図るトランク、ひとつだけの角砂糖。そして、まるで美術館のような蒐集品。
物静かに語られるユダヤ人迫害の悲劇。
1942年のパリってことは「サラの鍵」で描かれてたヴェル・ディヴ…
myfff2019ショートフィルムより。
13分の名作。
マニアっていうのは幸せ者なんだね。心眼で見ることのできる境地にいける。
ラストの画廊のオーナーのセリフはその境地にいる者への賛辞や羨望からで…
短い尺、少ない台詞、最小限の情報量でこれだけ深い余韻を味わうことができるとは。
役者の表情と間が絶妙。
古めかしいエレベーターや軋む床、ベルの音、美術品の目録など、小物や舞台装置が活きている。
物語…