あずき

宮本から君へのあずきのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2019年製作の映画)
5.0
ふたりのまるごと、とか
むき出し、とかを観た。

気づいたら
ずっと拳を握りしめて
映画を観ていた。
そんな経験ははじめてだ。

席から立ち上がる時
膝ががくがくした。

震えるように
泣き出すように

宮本に頑張って欲しかった。

勝ち負けじゃないなんて
綺麗事はいらなくて。

何がなんでも
宮本に勝ってほしかった。

その勝利は何故か
私たちに関係があることだった。

宮本は笑ってた。

救われるとかつながるとかじゃなくて
宮本はただ宮本で。
靖子はただ靖子で。

最高。

芸術ってなに。
生きるってなに。
愛ってなに。

この映画の後で
私たちはまた再び
はじめから考えてゆくことができるよ。

ありがとう宮本。
ありがとう靖子。
あずき

あずき