fumiko

宮本から君へのfumikoのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2019年製作の映画)
4.1
愛する人のため、自らのプライドのため、
沸々と燃え上がる怒りのやり場を求めて、
絶対に敵わないと分かる相手でも
怯むことなく立ち向かっていく。

よほどの馬鹿であると共に
ピュアで愚直で人間らしい宮本に万歳。

血まみれぐちゃぐちゃの顔で
おっきな愛を叫ぶシーンに持って行かれた。
かっこいいよ、宮本。
はちゃめちゃに馬鹿でかっこいい。
こんなに嘘のない人間いるだろうか。

はたまた靖子もかっこいい。
憎しみに火が灯ったあの目は
今までの蒼井優じゃ見られなかった。

熱量がすごくて、見るのに疲れます。
ショッキングなシーンも多くて、
もう一回見たいかと問われると悩みます。
それでも、自分の中に大きな足跡が残った。
忘れられない映画になった。
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