ドラマの時は宮本の仕事奮闘記
今回の映画に関しては一言では括れない。
本当に凄まじい内容だった。
池松壮亮の迫真の演技はもはや演技どころの騒ぎではなく、今日このシーンで死んでも良いって覚悟すら垣間見えて、狂気に満ち、鬼気迫るものがあって、息がつまるほど引き込まれた。この人凄すぎる。すごすぎるよ
蒼井優の放つ言葉も表情も今まで見たことないくらい繊細で、それでいて宮本の心に深く深く響き、突き刺さる。
もうその二人の様子が痛いとか悲しいとか虚しいとか辛いとか気持ち悪いとかウザいとかそういう手っ取り早い簡単な解釈全て取っ払ってこの映画と対峙するしかなくて、感極まって泣いた。
間違いなく自分の中で忘れられない映画です。
ただ1つ！
佐藤二郎の軽はずみの発言からタクマと靖子の事件が起きたと思うから、事件後に佐藤二郎が淡々と客観的に事件を俯瞰で見て当事者ツラしないのが、胸糞悪過ぎて、むしろタクマよりも佐藤二郎を
憎み過ぎて頭がヒリヒリした。
佐藤二郎があの映画でやったことを俺は絶対死んでも許さん
自分の大切な人があんな目にあったらって考えたら宮本みたいな行動をとれるのかどうかってところも考えさせられた。
宮本から君へ
ってそういう考える時間も含めた印象的な題名だと思う。
