おどろきの白鳥

おかあさんの被爆ピアノのおどろきの白鳥のレビュー・感想・評価

おかあさんの被爆ピアノ(2020年製作の映画)
4.1
大上段に、語らない。
被爆二世の母がどれだけ差別的な扱いを受けたとか、反戦反核などの明確なセリフは一切ない。
それを「感じさせる」脚本と演出と演技。
実在の「被爆ピアノ」を管理している調律師の矢川さんをモデルに、ヒロインが被爆した祖母のピアノから何を知り何を感じるか。
リアルな「今」を切り取って、未来に何を伝えたいかが感じられた、いい映画でした。