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アラン・ドロンのゾロのBOBのレビュー・感想・評価

アラン・ドロンのゾロ(1974年製作の映画)
3.5
アラン・ドロンの主演第50作目となった、アラン・ドロン版"怪傑ゾロ"。

"Zorro! He's alive! Zorro can never die!"

スペイン統治下の新世界を舞台とする、マカロニ・ウェスタン風の勧善懲悪型ヒーロー映画。

ラストの決闘シーンをはじめ、間延びしている感は否めないが、娯楽映画としては十分楽しめる。かなりコミカルな作風となっていて、アラン・ドロンらしからぬおふざけ演技が地味に笑える。

神出鬼没の凄腕剣士、怪傑ゾロがかっちょいい。マスクなんかでは隠しきれないアラン・ドロンの男前ぶりも相まって、子供の頃に観ていたら憧れていた可能性大。大富豪が全身黒尽くめの衣装を纏い、正体を隠して悪と戦うというヒーロー像は、バットマンにも重なる。

アラン・ドロンが広大な砂漠を白馬に跨って颯爽と駆け抜けるオープニングから心躍る。陽気で軽快なテーマ曲"Zorro is back"♪も耳に残る。

口のきけないサーバントがどことなくメッシ似。笑

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