このレビューはネタバレを含みます
普段は合唱団の講師をしている49歳の平凡な中年女性が、”山女”アルミニウム工場破壊活動をするときは特殊部隊並みの行動w
時々挟まる音楽隊がなんとも寓話的な雰囲気を出している
山女の行動は劇中でも賞賛されておらずどっちかというとテロ扱いで見てる最中こっちも彼女には感情移入できそうにないのだが、ラストでウクライナの孤児に出会うところあたりで、ああこの世界の巨大な悲劇をどうやって止めればいいのか、少しでもマシにできないのかなどグルグルし何が正しいのか判断が揺さぶられる。
4歳の孤児が山女の手を硬く握る仕草はただただ現実であり、人類はそこに賭けるしかないのだろうか