たりほssk

シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢のたりほsskのレビュー・感想・評価

4.2
頑張るとか根性といった精神が否定的にとらえられがちな昨今ですが、この作品を見て、それらの良い方の面を思い出したところです。
中高年男子のシンクロナイズドスイミングチームが、世界選手権を目指す!
この面々、人生も半ばにさしかかり、それぞれが深い悩みを抱えて、それに押し潰されそうになっている。だけど、何だかやってみようじゃないか!シンクロナイズド(アーティスティック)スイミング!

鬼コーチが登場したあたりから俄然おもしろくなってきて、笑いっぱなし。サウナが悩みの打ち明け場所になって、自分の弱味を素直に話せるっていいなあと思った。
そして世界選手権にエントリーするシーンが大好きです。「ど、ど、どうする?……エントリーしちゃったよ……」みたいな。この目標が決まった時の彼らのうれしそうな表情が忘れられない。(一人あまのじゃくがいましたが。)

いざ大会での彼らの演技は、すごくおしゃれな演出で最高だった。感動しました。
全体を通して音楽もすごく良かったし、元気いっぱいになりました!
がんばるって言い換えれば、真剣になるっていうことだと思う。私も毎日のことにもっと真剣に取り組みたい。あんな風に清々しい朝日を見たいから。
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