日央

ロード・オブ・カオスの日央のネタバレレビュー・内容・結末

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

デスメタルやベビーメタルは大好きなんだけど、ブラックメタルは苦手なんですよね。

嗚咽を通り越して嘔吐といっていいくらいのような、あのグワワッーって歌唱方法が苦手で。

ただ、演奏は好きです。高速で格好良いし。


5年くらい前に、メイヘムは友達に教わり何枚か聞いた事がありました。

なんせ、ライブCDのジャケットがメンバーの自殺写真って事もあり衝撃過ぎて、目を覆いましたし、その楽曲を聞いたら呪われるんじゃないかと思ったくらいです。


聞いてみて、やっぱりこりゃ聞けたもんじゃなかったのですが、彼らの歴史を知りたくて色々調べたものです。

脳味噌が吹き飛んだそのCDジャケットも戦慄でしたが、彼らは悪魔崇拝者で教会を放火したり、殺人を起こしたり、終いにはバンド創立者のユーロニモスがヴァルグというメンバーに殺害されちゃうって、ヤバ過ぎです。

ラッパーのギャング抗争の方がまだ可愛いかもしれません。

でも、ユーロニモスは真の悪魔崇拝者じゃなく、一番ヤバいのはヴァルグであり、彼はナチス崇拝者でもあったんですよね。

こいつが現れなかったら、また違ったバンドになってたのかもしれませんが、皮肉にもユーロニモスの死後バンドは成功しカリスマバンドに。


色々調べて知ってただけに、この映画化は楽しみでした。


とにかく残酷な表現が多いので、苦手な方は絶対オススメしません。


殺害、自殺、神への冒涜。


ヤバ過ぎます。


どんな世界にも居ますよね。異質な人間。


会社経営者の傍にもいて、そいつが現れて実権を握り、思わぬ方向に転がっていくみたいな。


友人間でもありますし。


この映画は、そのパターンの最上級の悪いパターンです。


映画の出来としては最高でしたけどね。


でも、メイヘム聞いて寝ようとは思いません。



◼️物語、構成 3/5
◼️演者、演技 3/5
◼️演出    4/5
◼️衣装、メイク5/5
◼️音楽    5/5
◼️美術    3/5
◼️満足度   3/5
◼️万人受け  1/5
◼️病みつき度 2/5
◼️涙     1/5
◼️恐怖    3/5
◼️安らぎ   2/5
◼️笑い    1/5
◼️アクション 1/5
◼️謎解き   1/5
◼️エッチ度 2/5
◼️グロ描写 5/5
◼️胸糞 4/5
◼️歴史的背景 1/5
◼️元気貰える 1/5
◼️睡魔 1/5
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