ブラックメタル・インナーサークルに関する実話を元にした映画。ユーロニモスが結成したメイヘム。ヴォーカリストだったデッドは極めて精神不安定で、心の病を患った末に自殺してしまう。その後、加わったヴァーグは過激で、教会の放火活動を始めたり、どんどん過激化していく。デッドの行為があまりにも過激すぎて驚くのと同時に引き込まれたが、ヴァーグはかなり不快でイカれた人物にもかかわらず、カリスマ性にかけ、途中やや退屈に。ラストは、やっぱりそうなるのね、でした。実話なので、仕方ないけど、ヴァーグより、デッドに比重をおいた方が、良かった気がする。
※痛いの苦手な方は、要注意です！
ネタバレ↓
デッドの奇行が、ぶっ飛び過ぎてて、後のヴァーグのイカれっぷりを喰ってしまっている感じがした。ステージ上で自分の腕を切りつけファンに血を撒き散らすシーンは、エグッ！驚愕でした。道端の犬の死体に頬を寄せる等とにかく凄い。自殺のシーンもあの腕の切り方は、スプラッター映画でも中々お目にかかれない。ヴァーグの奇行は、犯罪性の強いもので、過激になって行くが想像がついてしまう。最終的にああなるのは、時間の問題って、感じでした。が、実話ベースなのは、やはり凄い。
マコーレ·カルキンの弟は、兄達にそっくりで、ヴァル・キルマーの息子は、あまり似てなくてちょっと残念だった。
