ノンフィクション「ブラック・メタルの血塗られた歴史」を原作に、ノルウェーのブラック・メタルバンド「メイヘム」に迫る音楽ドラマ。邪悪さを競うあまりブラック・メタルのライブパフォーマンスが教会連続放火や暴動、複数の殺人事件にまで発展していく。バンド「Bathory」の元ドラマーのジョナス・アカーランドが監督と脚本を手掛け、『さよなら、僕らの夏』などのロリー・カルキンが主人公、ボーカルを『プリテンダーズ ふたりの映画ができるまで』などのジャック・キルマーが演じている。
バンド「メイヘム」の悲劇の顛末を映画化した作品ですね〜
メタル好きな自分はもちろん知っているし、
ブラックメタルにハマる若者・・・つまり今作の主人公のユーロニモスの気持ちも痛いほど分かる。
というかメタルに限らず、若い思春期にも近い時期に何かに熱狂的になっていく様、
仲間や世間、世界からの承認を求めるために過激な行動に出てしまうという過ち。
誰しもが一度もはこういった事を考えるし憧れるし思い描くんじゃいでしょうか？
最初はささいないたずら程度の事だったんだけど、
仲間同士で競い合うようにどんどんそれがエスカレートしていく。
そうこうしていくうちにイタズラと本当に悪い事の区別がつかなくなり、
後戻りできなくなって破滅のスパイラルに巻き込まれる。
酒やドラッグなんかにも似てますよね〜
そしてこの映画かなり痛いシーンが多くて、
見るのは本当に気をつけてください！
ホラーやスプラッター映画なんかよりよっぽど痛いです・・・
現実に近いためSAWなんかのグロ映画よりも、
より痛々しい・・・
基本は若者の青春物語のようなカンジなんですけど、
とてもダークで暗いお話です。
